長時間じっと立ったり、座り続けることを避ける
長時間立っていたり、座ったりすると心臓に戻れない血液が脚にたまってしまいます。
歩くことは脚の筋肉を動かして血液を心臓の戻す役割をしますので、できるだけ歩行を心がけ、歩けないときには爪先立ち運動をするなどして筋肉を動かしましょう。
就寝の際はクッションを足元に置いて、脚を高くする
下半身の血液は重力に逆らって心臓まで戻す必要があるため、脚に血液が滞りやすくなります。
就寝の際には足元を心臓より少し高く(15センチ程度)した状態にすると血行がよくなり、下肢静脈瘤の症状改善や予防に役立てることができます。
太り過ぎに注意する
肥満と静脈瘤は弱い危険因子と言われています。
とくに女性では伏在型静脈瘤において体重およびBMI(Body Mass Index)と発生頻度に関係があるとの報告もあり、これは高度肥満では腹部の静脈圧が高くなることから静脈瘤なりやすいと考えられています。
適度な運動を心がける
脚の筋力が弱くなると、心臓に血液を戻す力も弱くなります。
近所への用事には車でではなく徒歩で行ったりするなどウォーキングを生活に取り入れましょう。歩くことで老化にともなう筋力低下を予防することができ、脚の血流が活発になります。
入浴時に脚をマッサージする
脚をマッサージし脚に溜まった血液やリンパ液を体循環に戻してあげることによって、全身の血流が良くなります。
脚の血液はふくらはぎ周辺の筋肉で下から上に揉み上げることによって心臓へと運ばれます。やさしく撫でるように何度もマッサージしましょう。