下肢静脈瘤の治療方法
下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)の治療方法は1つではありません。ひとり一人の症状や状況によって最適な治療方法を選ぶことが大切です。代表的な4つの治療法「圧迫療法」「硬化療法」「手術療法」「血管内治療」をご紹介します。
硬化療法
下肢静脈瘤に直接薬を注射し、その後、弾性ストッキングや弾性包帯などで圧迫して静脈瘤を潰す方法です。
潰した静脈は、一旦硬くなりますが、半年から一年程度で徐々に吸収されて小さくなり、消えてしまいます。
※音声は再生されません
この治療は、外来で10分程度で行うことができます。
しかし、比較的軽症の小さな静脈瘤には適した方法ですが、ある程度進行した静脈瘤では、多くの場合、再発してしまうという欠点があります。
そのため、進行した静脈瘤には次にご紹介する手術療法が推奨されます。